
「転職エージェントって使った方が良い?誰でも使える?」「転職エージェントはどこがいいの?」とお考えではないでしょか?
転職エージェントは「初めての転職」の人にこそおすすめしたいサービスであり、上手に活用することで「キャリアビジョンに相応しい企業・ポストへの転職」を実現することができます。
しかしながら、転職エージェントは成功報酬であるため、悪い担当者がつくと、自分の望まない企業に押し込まれ、転職失敗を招いてしまう可能性もあります。
そこで本記事では、転職エージェントを利用するメリット・デメリット、良い担当者の見抜き方、転職エージェントの上手な活用方法、おすすめ転職エージェント10選についてご紹介していきます。
本記事をご覧になって頂くことで、転職エージェントを通じての転職活動で知るべき全てを理解し、有利に転職活動を進めていくことができるようになるでしょう。
転職エージェントを活用して転職活動を成功させるコツ
転職エージェントを活用しての転職活動を成功させるためには、「エージェントを活用する」という視点を持つことが大切になります。
特に、転職エージェントでの転職活動を成功させるためには、下記の2点を満たすことが必要になります。
- 転職エージェントの仕組みを理解して「活用」する立場で利用すること
- 「あなたにとって」最適な転職が実現することを目指す良いエージェントを見つけること
転職活動自体を転職エージェントに一任してしまうと、転職エージェント側の都合での転職をしてしまうことになり、自分のキャリアビジョンや希望条件に合わない企業に入ってしまう場合があります。
転職エージェントを利用することによって、転職活動がかなり効率的に、かつ有利に進めていくことができるメリットもありますが、そのためには転職活動全体のフローを理解し、その一部を転職エージェントに任せるという「活用」の視点を持つことが非常に重要です。
転職エージェントは転職活動を強力にサポートしてくれる
転職エージェントは転職活動についての経験や知識が豊富であり、良い転職エージェントに巡り会うことができれば、あなたの転職活動が最良のものになるようにベストのサポートをしてもらうことができます。
転職活動中における下記のサポートは、転職エージェントを利用することでしか得ることができないものです。
- キャリア相談
- あなたのキャリアビジョン・希望に合わせた企業・求人の紹介
- 非公開求人へのアクセス
- 選考日程の調整
- 企業毎の採用ニーズに合わせた職務経歴書・面談へのアドバイス
- 推薦状の作成
- 給与交渉
- 内定承諾・入社日の調整
- 退社サポート
上記の通り、転職エージェントを上手に活用することによって、自分一人だけで転職活動をする場合と比較して、より効率的で質の高い転職活動をすることができます。
そのため、「初めての転職活動」を行う人にこそ、転職エージェントの利用がおすすめになります。
ただし転職エージェントは万能のプロフェッショナルではない
しかしながら、転職エージェント全員が業界・企業に精通している訳ではありません。場合によっては、転職エージェントになって間もない新人の方や、自分の利益さえ上げられれば良いという考えのエージェントもいます。
特に、転職エージェントは厳しいノルマを課せられていますので、余裕のない転職エージェントに遭遇してしまうと、エージェント側の都合での転職活動になってしまい、下記の様なよろしくない転職になってしまう場合があります。
- キャリアが後退する転職先を紹介される
- 前職よりも給料や労働条件が下がってしまった
- 経歴を盛って紹介され期待値が異常に高くなっていた
- ブラック企業に入れられ再度転職活動をすることになった
- 希望する職種・業務内容と違う仕事をさせられた
よって、転職エージェントを活用して転職活動をする場合には、転職エージェントを「活用する」という視点を持ち、「良い転職エージェントの担当者かどうか」を見極めることが非常に重要になるのです。
先に結論!国内おすすめ転職エージェントまとめ
転職エージェントの選び方や利用するメリット・デメリットをご紹介する前に、国内の主要なおすすめ転職エージェントについて下記にご紹介していきます。
転職エージェント | 求人数 | ジャンル | 特徴 |
---|---|---|---|
ビズリーチ | 122,000件 | ハイクラス | 年収1,000万を超える求人が1/3以上 |
リクルートエージェント | 200,000件 | 総合型 | 国内最多求人数で転職支援実績No.1 |
dodaエージェント | 100,000件 | 総合型 | 国内最大級の紹介実績と専門スタッフによるサポート |
マイナビエージェント | 100,000件 | 総合型 | 20代に最も信頼されている転職エージェント |
パソナキャリア | 40,000件 | 総合型 | 2019年オリコン顧客満足度調査 転職エージェント第1位 |
JACリクルートメント | 12,000件 | ミドル・ハイクラス | 30~50代向け、管理職・技術/専門職・大手外資に強み |
Type女性の転職エージェント | 16,000件 | 女性の転職 | 女性の転職の悩みに寄り添う転職エージェント |
レバテックキャリア | 5,000件 | IT転職 | IT特化。専門用語や最新技術、開発方針に精通し正確な市場価値を把握 |
ハタラクティブ | 2,300件 | 20代 | フリーター/既卒/第二新卒向け。未経験からの正社員就職 |
UZUZ | 2,000件 | 20代 | フリーター/既卒/第二新卒向け。内定後の定着率が抜群 |
転職エージェントを利用する場合には、基本的に上記の人気転職エージェントの中から自分に合うものをお選び頂くことをおすすめします。
転職エージェントの選び方のコツ
利用する転職エージェントを探す際には、「自分の目的に合う」転職エージェントを利用することが大切です。
転職エージェントには「総合型」と「特化型」の二種類があり、それぞれ特徴があります。この中から自分に合う転職エージェントを選ぶことによって、自分のキャリアビジョンに最適な転職を実現できる確率を高めることができます。
総合型転職エージェントのメリット
「総合型転職エージェント」とは、全ての業界・職種の求人案件を取り扱っている転職エージェントです。
求人数が非常に多いことが特徴で、最も多い転職エージェントで20万件を超える求人情報の取り扱いがあります。
大手企業とのパイプも強く、大企業への転職を検討されている場合には、総合型転職エージェントへの登録は欠かすことができません。また、大手企業は特定のエージェント1社にしか求人を依頼していない場合もありますので、複数登録しておくことをおすすめします。
- 全ての業界・業種の求人を取り扱っている
- 大手企業に強いパイプがある
- 「人」ではなく「数」として処理されることがある
総合型転職エージェントは取扱いしている求人が多いため、幅広いキャリアの提案をすることが可能となっています。そのため、漠然と転職について考えている場合には、転職エージェントとキャリア相談をしながら、どのような選択肢が考え得るのかについて整理することもできます。
キャリアビジョンがあり、そのために必要な転職を考えているという状態であれば、総合型転職エージェントを利用することをおすすめします。
国内の主要な総合型転職エージェントには下記のものがあります。
転職エージェント | 求人数 | ジャンル | 特徴 |
---|---|---|---|
リクルートエージェント | 200,000件 | 総合型 | 国内最多求人数で転職支援実績No.1 |
dodaエージェント | 100,000件 | 総合型 | 国内最大級の紹介実績と専門スタッフによるサポート |
マイナビエージェント | 100,000件 | 総合型 | 20代に最も信頼されている転職エージェント |
パソナキャリア | 40,000件 | 総合型 | 2019年オリコン顧客満足度調査 転職エージェント第1位 |
特化型転職エージェントのメリット
「特化型転職エージェント」とは、特定の業界または職種などに絞っている転職エージェントです。
求人数においては総合型転職エージェントには及ばないものの、特定の業界・職種に対する理解が非常に深く、既に転職先の業界・職種を決めている場合におすすめです。
- 特定の業界・職種に対する深い理解がある
- 転職エージェントが1件ずつ丁寧に対応してくれる
- 人事だけでなく経営層とのコネクションがある場合がある
- ミスマッチの少ない求人を案内してくれる
特に、特化型転職エージェントにおいては、1社1社と深い関わりを持ちながら事業運営をしているところが多く、人事担当だけでなく、経営層との深いコネクションがある場合もあります。
そのため、総合型転職エージェントと比較して、よりミスマッチが少なく採用率の高い求人を案内してもらえますので、既に業界・職種が決まっているという場合には、特化型転職エージェントの利用を検討してみてください。
国内の主要な特化型転職エージェントには下記のものがあります。
転職エージェント | 求人数 | ジャンル | 特徴 |
---|---|---|---|
ビズリーチ | 122,000件 | ハイクラス | 年収1,000万を超える求人が1/3以上 |
JACリクルートメント | 12,000件 | ミドル・ハイクラス | 30~50代向け、管理職・技術/専門職・大手外資に強み |
Type女性の転職エージェント | 16,000件 | 女性の転職 | 女性の転職の悩みに寄り添う転職エージェント |
レバテックキャリア | 5,000件 | IT転職 | IT特化。専門用語や最新技術、開発方針に精通し正確な市場価値を把握 |
ハタラクティブ | 2,300件 | 20代 | フリーター/既卒/第二新卒向け。未経験からの正社員就職 |
UZUZ | 2,000件 | 20代 | フリーター/既卒/第二新卒向け。内定後の定着率が抜群 |
専任担当者によって良し悪しが大きく変わる
転職エージェントを活用しての転職活動を成功させるためには、どの転職エージェントを選ぶかという点も大切ですが、どのような担当者と巡り会うかという点も重要になります。
転職エージェントの各担当者は厳しいノルマが一人一人に課せられています。転職エージェントは成果報酬での売上となりますので、転職を実現させることができなければ、売上が一切入ってきません。
そのため、余裕のない担当者はあなたのキャリアビジョンよりも自分の都合での転職支援をしてしまうこともあり、その場合は入社後に後悔してしまうことになります。よって、転職エージェントを利用する場合には良い担当者かどうかを見抜くことが非常に重要です。本記事下部で良い担当者の見抜き方についてもご紹介していますので参考にしてください。
なお、その転職エージェントを利用したいけれど、担当者が良くないという場合には、率直に担当変更をその会社に申し出ることも大切です。転職は人生にも大きな影響を及ぼすものですから、自分でしっかりと責任を持ち、主張するべきことは主張するようにしましょう。
転職エージェントは複数エントリーがおすすめ
転職エージェントを利用する場合には、複数に同時登録しておくことも大切です。
- その転職エージェントでしか取扱のない求人・パイプがある場合がある
- 担当者の良し悪しを見極め、良い担当者がついたエージェントを利用するようにする
1社のみの転職エージェントを利用していると、その担当者に対する依存度が高くなってしまいます。本当に納得することのできる転職活動を実現するためにも、必ず転職エージェントは複数社登録するようにしましょう。
転職エージェントの利用が向いている人
また、転職エージェントの利用が向いている人は下記のような人になります。
- キャリアの「ゴール」から転職が必要だと客観的に判断できる
- 自分にマッチする企業の条件を冷静に分析できる
- スクリーニングやサポートをエージェントにお願いする「活用」の視点がある
自分のキャリアビジョンが描けていない場合には、転職エージェント主導の転職となってしまう場合がありますので、その場合はエージェントではなく転職サイトを活用し、自分のペースで転職活動をする方が良いでしょう。
なお、転職エージェントを通じての採用は通常よりもコストが高くなるため、企業側も「コストに見合う人材か」という視点であなたのことを見ます。もしもその市場におけるバリューが低い場合には、エージェントを利用しての採用は難易度が高くなります。
そうなると転職エージェントの売上にも繋がらないため、最初のキャリア面談で正式登録を断られてしまう場合もありますので、必ず自分に合う転職エージェントを選んで登録するようにしましょう。
転職エージェントとは
ここからは、転職エージェントに対する理解をより深めるために、転職エージェントとはどのようなサービスなのかについて具体的に確認していきましょう。
転職エージェントがサポートしてくれる12のコト
転職エージェントを利用することで、あなたの転職活動の各フェーズに対してサポートをしてもらうことができます。
転職活動の流れとエージェントがサポートしてくれるコトを下記にまとめました。
転職活動 | あなたがすること | 転職エージェントのサポート |
---|---|---|
キャリアビジョン作成 | キャリア設計、希望職種・諸条件の整理 | キャリア相談・壁打ち |
客観的な現在の市場価値と選択肢の提示 | ||
求人検索 | 気になる求人の検索 | あなたの希望に合わせた求人の紹介 |
非公開求人の紹介 | ||
応募 | 全候補の中から5~10社にエントリー | – |
書類選考 | 職務経歴書等の作成 | 応募企業のニーズに合わせた助言 |
推薦状の作成 | ||
面接 | 面談 | 選考日程の日時調整 |
応募企業のニーズに合わせた面談への助言 | ||
人事担当・経営層への推薦 | ||
内定 | 内定承諾企業の選定 | 内定承諾日の調整 |
給与交渉 | ||
退社 | 現在の企業の退社 | 退職サポート |
入社 | 入社 | 入社日の調整 |
転職エージェントを上手に活用して転職活動を行うことができれば、自分の力だけで転職活動をする場合よりも、より有利かつスムーズに転職をすることができます。
非公開求人へのアクセスや代理での給与交渉など、転職エージェントを利用することでしか得られないサポートも充実しています。全ての候補企業の選考が終了してから内定承諾できるよう、承諾日の日程調整もお願いできる点も非常に嬉しいところです。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェントサービスと並び、転職活動の際に利用するサービスに「転職サイト」があります。
転職サイトは企業の求人情報が掲載されており、その情報を活用して自分のリソースのみで転職活動をすることになります。上記の表で紹介している転職エージェントのサポートを受けることはできません。
しかしながら、自分のペースで転職活動を進めることができるため、誰かの助言や考えに左右されることなく、人生においても重要な「転職」と体一つで向き合うことができます。
まだ転職するかどうか決めかねている、自分のペースで転職を考えていきたいという方は、転職エージェントではなく転職サイトを利用することをお勧めします。
応募者側は転職エージェントを無料で利用できる
転職エージェントは転職活動をする上で手厚いサポートを受けられる一方で、敷居の高さを感じてしまうのも事実です。
また、料金などの費用面が気になる場合もあります。しかしながら、転職エージェントは求職者に対しては一切の費用がかかりません。
なぜ利用者に対して無料でサービスを提供できるのか、具体的に確認していきましょう。
転職エージェントの報酬体系
転職エージェントの売上は採用企業からの成果報酬で成り立っています。企業によって成果報酬の割合が異なるため、決まった料金テーブルはありませんが、一般的には採用者の想定年収の「25~35%」となっています。
つまり、年収1,000万円の人材の転職を実現させることによって、転職エージェントには300万円程度の売上が入ってくるということになります。このように採用企業側から多くの売上が入ってくる仕組みとなっているため、求職者に対しては無料でサービス提供をすることができています。
なお、転職サイトよりも企業側は採用コストが高くなるため、「コストに見合う優秀な人材か」という視点で見られることも注意しておきましょう。
返戻金(リファンド)規約
また、転職エージェントと採用企業の間では、「返戻金規約」が結ばれていることがほとんどです。
この返戻金規約とは、「転職エージェントを介して採用した人材が早期退職した場合に、成果報酬のうち一定割合を返金する」というものになります。返戻金規約の一般的な割合は下記の通りです。
退職時期 | 返金率 |
---|---|
~1ヶ月 | 80%程度 |
2~3ヶ月 | 50%程度 |
4~6ヶ月 | 20%程度 |
この返戻金規約があることによって、転職エージェントも企業と求職者との相性を大切にする傾向があります。紹介した人材の早期退職が続いてしまうようなことがあると、企業からの信頼も失ってしまうことになりますので、優秀な転職エージェントであるほど、しっかりとあなたと相性の良い企業の求人を案内してくれます。
転職エージェントは一人一人に厳しい「ノルマ」が課せられている
転職エージェントの報酬体系で注意しなければならない点は「成果報酬」であるということです。
つまり、転職エージェント側の視点から見ると、求職者の転職を実現させることができない場合は、1円の売上も立たないということになります。そのため、転職エージェントの担当者一人一人に対しては、厳しいノルマが課せられていることが通常です。
転職エージェントが無理にあなたの転職を推し進めようとする場合は注意
このノルマがあるため、経験の浅い転職エージェントになると短期的な視点に陥ってしまい、転職エージェント側の都合での転職活動を推し進め、求職者との相性があまり良くない企業に押し込もうとする場合があります。
自分のスキルよりも高い能力を求められたり、聞いていた職務条件と異なる環境の企業であったりするなど、このような転職は早期退社の原因になってしまいます。求職者にとっても、また一から転職活動をしなければならないため、このような担当者には十分に注意しなければなりません。
転職エージェントを利用する上で、唯一注意しなければならないのがこの「担当者の良し悪し」になります。
転職エージェントを利用する場合の7つの注意点
ここからは、具体的に転職エージェントを利用する場合の注意点について確認していきましょう。多くの場合は「転職エージェントの担当者」に関する注意点となり、主に下記の7点が挙げられます。
- ノルマ達成のため自分の希望に合わない転職先をゴリ押しされる
- エージェントが勝手に企業にエントリーしていることがある
- 「素人」や業界に精通していないエージェントが担当になる場合がある
- コストが高いため企業からの期待値が高くなる
- 経歴やスキルを過剰アピールされている場合がある
- 内定承諾までの期間が短い場合がある
- 求人票の求人が必ず「今も」あるわけではない
各注意点について具体的に確認していきましょう。
ノルマ達成のため自分の希望に合わない転職先をゴリ押しされる
まず、上記の項目でもご紹介してきました通り、転職エージェントは成果報酬体系であるため、担当者には一人一人厳しいノルマが課せられています。
そのため、経験の浅い転職エージェントの担当者や、ノルマに達していない担当者がついてしまうと、自分のキャリアビジョンに最適な企業の求人を案内されるのではなく、すぐにでも押し込める企業の求人を案内されてしまう場合があります。
転職エージェントを「活用する」視点で利用していれば、このような担当者と遭遇してもかわすことができますが、エージェントに一任しすぎていると、自分の望まない転職をさせられてしまう場合がありますので注意が必要です。
エージェントが勝手に企業にエントリーしていることがある
ノルマに追われた転職エージェントの担当者がする最悪な行動は、勝手に企業にエントリーをしてしまうことです。
「ここは絶対合うから、●月●日にアポ取ってあるので面接に行ってください!」のように明らかに急かしてくるような案内をしてくる場合には、違う転職エージェントに切り替えることをお勧めします。
転職はエージェントがするものではなく、あなたがするものではなく、あなたの転職活動をエージェントがコントロールしようとしていると感じたら、十分に注意するようにしましょう。
「素人」や業界に精通していないエージェントが担当になる場合がある
転職エージェントの担当者は、必ずしも全員が転職支援のエキスパートやその業界に精通した人材であるというわけではありません。場合によっては、その転職エージェントの企業に入った新人であるという場合もあります。
転職エージェントの利用満足度はその担当者の良し悪しによって大きく変わる面がありますので、もし担当者が自分の求めているレベルに達していないと感じた場合には、その企業に率直に担当変更を申し出るか、異なる転職エージェントに切り替えるようにしましょう。
コストが高いため企業からの期待値が高くなる
転職エージェントを利用して採用活動を行う場合、転職サイトや社員からの紹介などでの採用と比較してコストが高くなる傾向があります。
採用コストが高いということは、当然ながら「コストに見合う人材か」という視点で見られ、入社後も大きな期待を寄せられることになります。
そのため、面接の際には採用してもらうことだけを考えるのではなく、企業のニーズと自分のスキルがマッチしているのかという点もきちんと確認するようにしましょう。ここが合わないと、入社後に過度のプレッシャーがかかったり、居心地が非常に悪い状態が続くことになります。
経歴やスキルを過剰アピールされている場合がある
転職エージェントの担当者がなんとかその企業にあなたを入社させようとしている場合、経歴やスキルについて実態よりも過剰にアピールしている場合があります。
この場合もあなたのスキルと企業のニーズにミスマッチが発生してしまうことになりますので、面接の際にスキルとニーズがマッチしているか確認することが大切です。
内定承諾までの期間が短い場合がある
転職エージェントを利用する場合、内定承諾までの期間については基本的にエージェントの担当者が交渉してくれ、全ての候補企業の選考結果が出てから結論を出すことができます。
しかしながら、求人の状況によっては内定承諾までの期間が短いこともあり、担当者の交渉力如何によっては内定承諾までの期間が非常に短くなってしまう場合があります。
できるだけ内定承諾まで長い期間を待たせないようにするために、選考時期を集中させる工夫も大切になります。
求人票の求人が必ず「今も」あるわけではない
転職エージェントに登録されている求人には「公開求人」と「非公開求人」の二種類があります。
公開求人はいつでも自由にチェックすることができますが、必ずしもその求人が現在もある訳ではない点にも注意することが大切です。
公開求人は当然ながら選考が進められていることが多く、既に最終候補の選定の状況になっている場合もあります。この場合は新しく応募をしても採用につながる可能性は限りなく低いでしょう。
また、採用企業が求人管理の作業をすることができず、古い求人が残ってしまっている場合もあります。
空求人に対して応募をしてしまうことがないように、最終的にエントリーする企業・求人に関しては転職エージェントの担当者に確認してもらってから応募するようにしましょう。
転職エージェントを利用する7つのメリット
転職エージェントを利用する場合にはいくつかの注意点がありますが、上手に活用することによって、転職活動を強力にサポートしてもらえることには間違いがありません。
基本的に転職エージェントに正式登録することできる人材の方は、転職エージェントを利用して転職活動を行うことをおすすめします。
「非公開求人」にアクセスできる
転職エージェントを利用することによって、一般には公開されていない「非公開求人」に対して応募することができるようになります。求人が非公開となっている理由には下記のものがあります。
- 新規事業など競合に知られたくない採用案件
- 幹部・要職など社内に知られたくない採用案件
- 人気企業で応募者を絞りたい採用案件
- 転職エージェントとパイプの強い企業の特別採用案件
非公開案件は、上記のように一般公開されている求人よりも、良い条件での求人となっていることが多いです。そのため、転職エージェントを利用して転職活動をすることによって、より自分のキャリアに最適な転職活動ができる可能性を高めることができます。
転職サイトでの転職活動では、上記のような非公開案件にはアクセスすることができないため注意が必要です。入社の入り口を間違えると、入社後の待遇やポジションも変わってしまいますので気をつけましょう。
業界や企業に詳しい担当者のサポートを受けられる場合がある
特に特化型転職エージェントを利用する場合においては、業界・職種に対して精通している担当者のサポートを受けながら転職活動をすることができます。
業界や職種に精通している場合、企業の採用ニーズを正確に把握しているため、自分に本当にマッチしている求人を案内してもらうことができます。また、転職市場全体の中でのあなたのバリューも客観的に把握してくれているため、あまりに不利な条件での転職を推し進められるようなこともありません。
企業ごとに面接や書類審査のアドバイスをもらえる
転職エージェントは採用を考えている各企業と繋がりがあり、企業の採用ニーズや人材に対して求める要件について詳しく知っています。
そのため、書類審査や面接においても企業毎に個別にアドバイスをもらうことができ、選考の通過率や内定率を高めることができます。初めから企業の採用ニーズを知った上で転職活動をすることができますので、自分のスキルや志向とマッチしている求人に絞ることができ、効率的に動くことができます。
人事担当者に推薦してもらえるため通過率が高くなる
また、転職エージェントの担当者は、採用企業の人事担当や経営層と直接繋がりを持っており、推薦状を書いてもらうなどあなたのことをプッシュしてもらうことができます。
採用企業が採用で迷っている場合、担当エージェントからあなたのことを強く推薦してもらうことができれば、内定率も上がりますので、転職サイトからの応募では合格できない企業においても、採用してもらえる可能性が高まります。
日程調整をサポートしてくれる
転職活動をする上で地味に大変なことは、面談や内定承諾、入社日などの日程調整です。
転職エージェントを利用することにで、候補としてエントリーした5~10社の選考を全てつつがなく受けられるよう、面談や内定承諾などの日程をエージェントの担当者が調整してくれます。
仕事をしながらの転職活動は、時間をいかに確保することが重要になりますが、エージェントに転職活動の一部をサポートしてもらうことによって、転職活動の本当に重要な部分に集中することができるようになります。
給与交渉を代行してくれる
転職エージェントを利用して転職活動をする大きなメリットの一つは、給与交渉を代行してもらえることです。
給与交渉は自分でするのは、入社後の企業との関係性も考えるとあまり良い手ではありません。エージェントであれば市場におけるあなたのバリューも把握しており、妥当な給与の交渉をしてもらうことができます。
あなたの給与が上がれば転職エージェントの売上も上がりますので、交渉の方向性が一致しているという点も嬉しい点です。
財務状況の良い企業に転職できる
転職エージェントを利用して採用活動をすることはコストが非常にかかることです。そのため、基本的に採用エージェントを利用して求人を出している企業は、財務的にも健全な企業であることがほとんどです。
友人の紹介やハローワークなど採用コストの低い方法を利用している企業は、相対的に財務的基盤が弱いことも多いので、利用する場合には自分でしっかりとチェックするようにしましょう。
ここがおすすめ!人気転職エージェント10選
それでは、ここからは国内の主要な人気おすすめ転職エージェントについてご紹介をしていきます。転職エージェントを利用される場合には、下記でご紹介するエージェントの中から、2~3社自分に合うエージェントを選んで登録することをおすすめします。
1.ハイクラス求人なら「ビズリーチ(BIZREACH)」
ビズリーチ(BIZREACH)は、今最も勢いのある転職エージェントです。年収1,000万円を超える求人が全体の1/3を占めており、ハイクラス人材の転職活動に最もおすすめしたい転職エージェントとなっています。
公開求人数だけでも122,000件あり、登録ヘッドハンターの数も3,800人と非常に充実しています。ハイクラス人材や、転職によってキャリアをステップアップさせたい若い優秀層にもおすすめです。転職市場における自分の価値を知りたい方も、是非ビズリーチの登録を検討してみてください。
Web登録時に簡単なプロフィール項目が用意されている「Web履歴書」を登録することによって、非公開求人を閲覧することができるようになります。(ただし、年収が500万円以上の方のみ)
もしビズリーチに掲載されている求人情報にどのような案件があるか気になる方は、是非仮登録をしてみてください。
2.総合型転職エージェントNo.1「リクルートエージェント」
リクルートエージェントは国内最大数20万件以上の求人情報の取り扱いがある総合型転職エージェントです。
転職支援実績No.1のサービスであり、転職エージェントの利用を考えている方にはまず登録をおすすめしたいエージェントです。
幅広い業界・職種の求人の取り扱いがあるため、豊富な選択肢から次のステップを検討することができます。また、業界No.1の実績から、大手企業からの信頼も厚く、リクルートエージェントにしかない大手企業の求人案件も多くありますので、大手企業への転職を検討されている方にもリクルートエージェントはおすすめです。
3.専門スタッフによる手厚いサポートが魅力「dodaエージェント」
dodaエージェントはリクルートエージェントと並ぶ総合型転職エージェントの大手です。
求人数こそ10万件程度ではありますが、全国に支社があり、専門スタッフによる手厚いサポートを受けることができるため、自分にぴったりの求人を紹介してもらうことができます。
特に20代中盤から30代前半の層の転職支援に力を入れており、該当する案件も豊富です。新卒入社した会社で力をつけ、自分の評価を転職市場に問いたいと考えている若い方は、是非dodaエージェントの利用を検討してみてください。
4.20代に最も信頼されている転職エージェント「マイナビAGENT」
マイナビAGENTは20代に最も信頼されている転職エージェントです。
求人の80%が非公開案件となっており、20代の様々な転職ニーズにぴったりの求人を案内することで、高い満足度を達成しています。企業の社風や文化にも精通しているため、入社後のミスマッチも少ないと評判です。
幅広い業界・職種・役職の求人を取り扱っていますので、現在の転職市場における自分の価値を知りたい方や、次のステップとしてどのような選択肢があるのかが気になる方は、マイナビAGENTの利用を検討してみてください。
5.技術職や管理職に強みのあるエージェント「パソナキャリア」
パソナキャリアは理系の技術職の方や管理職経験のある方に強みのある総合型転職エージェントです。
求人数こそ限定されていますが、取引先企業が16,000社と最大級で、豊富な選択肢の中から自分に合う求人を探すことができます。
各業界に精通した仙人キャリアアドバイザーの方がおりますので、特定の業界での転職によるキャリアアップをお考えの方には、パソナキャリアの利用がおすすめです。
6.ハイクラス・外資・海外勤務なら「JACリクルートメント」
JACリクルートメントはハイクラス人材のための転職エージェントです。外資系企業の要職や海外勤務に関する求人案件も多く、ビジネススキルやキャリアに自信のある方におすすめです。
基本的に企業幹部のヘッドハンティングが主の求人となっていますので、JACリクルートメントを利用するためには、そこまでのキャリアや実績が問われます。代わりに、JACリクルートメントに登録することができた場合には、他の転職エージェントではアクセスすることが難しいようなハイクラスの求人案件にタッチできるようになります。
ビズリーチと並び、ハイクラスの転職活動において欠かすことのできないエージェントになりますので、是非ご利用をご検討ください。
7.女性の転職エージェント利用なら「Type女性の転職エージェント」
Type女性の転職エージェントは女性に特化した転職エージェントです。男性は利用することができませんが、女性ならではのサポート体制が充実しており、女性の方にとっては利用しておきたい転職エージェントの一つになります。
求人案件も女性を求めている販売職やサービス職が充実しており、女性ならではの視点を活かすことのできる求人が充実しています。転職対策のメイク術など、女性特化エージェントならではのサポートも充実していますので、転職エージェントの利用を検討している女性の方は、是非Type女性の転職エージェントをチェックしてみてください。
8.ITエンジニア・クリエイター特化の転職エージェント「レバテックキャリア」
レバテックキャリアはITエンジニアやデザイナー・クリエイターに特化した転職エージェントです。
技術に精通しているキャリアアドバイザーが担当としてつくため、自分の市場価値を正しく評価してもらうことができます。企業の採用ニーズも正確に把握することができるため、スキルマッチした求人案内をしてもらえる点が高評価の理由です。
また、採用企業の開発体制や方針、社風についても詳しいため、入社した後に合わないということもありません。IT業界内での転職を考えている場合には、まずはレバテックキャリアに相談し、非公開求人をチェックしてみるのが良いでしょう。
9.フリーター・既卒からの正社員就職なら「ハタラクティブ」
ハタラクティブは20代のフリーターや既卒・第二新卒の方のための転職エージェントです。
一般的な転職エージェントとは異なり、キャリア実績がない方でも利用することができます。一人にかける時間が非常に長く、応募者の志向や性格に合う求人を案内してもらうことができます。
求人案件は2,300件と多くはありませんが、内定率が80%と実績は本物。ブラック企業などはなく、全て実際にその企業に赴き、インタビューした企業のみ掲載していますので安心感も抜群です。
そろそろ正社員で働こうかなと考えている場合には、ハタラクティブの専任アドバイザーにまずは相談してみましょう。
10.第二新卒・フリーターからの就職なら「UZUZ」
UZUZは第二新卒・フリーター・既卒の方のための転職エージェントです。
UZUZで働いている社員の方も、第二新卒や既卒から入社している方が多いため、応募者に共感したサポートをできる点が特徴となっています。応募者の納得感の高い転職サポートができることにより、入社後の定着率も抜群であり、1年定着率が94.7%と驚愕の数字となっています。
キャリアの最初の一歩目を選ぶパートナーが欲しい方は、UZUZをチェックしてみてください。
転職エージェントの利用の流れ
ここからは、転職エージェントを利用しての転職活動の流れについて確認していきましょう。初めて転職エージェントを利用される方は参考にしてみてくだサイ。
Webから転職エージェントサービスに仮登録
転職エージェントを利用する場合には、まずはWebから各転職エージェントのサイトにアクセスして仮登録を行います。
転職エージェントは企業毎に抱えている非公開案件の種類が異なり、また担当者によって転職活動の良し悪しが大きく変わるなどもあるため、2~3の転職エージェントを同時に登録して利用することが大切です。
電話で簡単なヒアリング・面談日調整
転職エージェントに仮登録をすると、早ければ当日中にファーストコンタクトの電話がかかってきます。電話でのヒアリングでは下記のような内容を聞かれることになりますので、事前に準備をしておくと良いでしょう。
- 転職活動の状況
- 転職への意思の確かさ
- 経歴・スキル・仕事内容
- 転職を希望する理由
- 希望業界・職種・年収・諸条件
上記の内容を簡単に説明し、その転職エージェントを利用できる場合には実際にお会いして面談することになります。より詳細な話は対面での面談の際になりますので、電話では簡単に伝えるようにしましょう。
転職エージェントと面談(キャリア相談)して正式登録
転職エージェントの中でのあなたの優先順位が高い場合には、電話でのヒアリングではなく最初から対面での面談になる場合があります。
質問される事項については、基本的に上記の項目と同じです。転職エージェント側の視点から考えると、転職に対する確かさが弱い求職者に対しては、優先順位が下がってしまうため、きちんと転職に対する意思を示すことが大切になります。
また、希望業界や年収・諸条件などはできるだけ正確にエージェントに伝えることが大切になります。ここで曖昧さを残してしまうと、自分の希望に合わない条件の企業を紹介されてしまう可能性もあるため注意しましょう。
求人紹介
転職エージェントに正式登録された後は、自分の希望に合致する求人を紹介してもらうことができます。非公開案件にもアクセスすることができますので、どのような選択肢が自分の前にあるのかを確認していきましょう。
最初のうちは候補となる企業の幅を広げて、様々な選択肢を自分の中に持っておくことが大切になります。
最終的には5~10社ほどエントリーする企業を決めて、転職エージェントに知らせるようにしましょう。
職務経歴書作成・添削
応募する企業が決まると、企業の採用ニーズや求める人材の情報に基づいてアドバイスをもらうことができます。職務経歴書などの書類添削もしてもらうことができますので積極的に活用していきましょう。
なお、転職エージェントの方であなたの推薦状を書いてもらい、人事担当者に送ってもらうこともできます。そのため、転職エージェントを経由して応募した場合は、書類選考で落ちることは非常に少ないです。
求人応募
応募の準備が完了しましたら、早速求人に対して応募をしていきます。転職活動をする上では、短期集中で選考時期はできるだけ集中させることが大切になります。
面談を受ける際にも有給などを利用することが多く、空けられる日程には限りがあることがほとんどです。
また、内定を受けてから承諾するまでの期間もできるだけ短くした方が望ましく、各社の選考の結果が出る時期がずれてしまうと、全ての選考結果が出てから入社する企業を決めるということが難しくなってしまいます。
そのため、選考スケジュールから逆算し、採用結果ができるだけ同時期に出てくるように応募タイミングを調整するようにしましょう。選考スケジュールは企業・求人によって異なりますので、転職エージェントの担当者に相談するようにしましょう。
面接対策
書類選考に通過次第、面接に進んでいくことになります。転職エージェント側では採用ニーズや求める人材のスキルも正確に把握していますので、企業毎の面接対策もしてもらうことができます。
相手の企業に合わせてアピールするべき部分が変わりますので、相手のニーズに合わせて面接対策を進めていくようにしましょう。
面接日調整・面接
転職エージェントを利用している場合には、面接日はエージェントの担当者が調整してくれます。自分の面接対応可能な日程などは、事前に担当者にお知らせしておくようにすることが大切です。
また、面接の際には、採用されることだけを考えるのではなく、自分のスキル・能力と企業のニーズが合致しているのかという点もきちんと確認することが大切です。
内定・給与交渉・内定承諾
全ての企業の選考が終わりましたら、頂いた内定の中から承諾する企業を選びましょう。
この時、内定が出てから内定承諾するまでの期間が短いと、回答までに全ての選考結果が出ていない場合がありますので、転職エージェントの担当者に内定承諾までの日程調整をしてもらい、全求人の選考結果が出てから内定承諾できるようにしましょう。
また、内定の際の給与交渉については転職エージェントにお任せするようにしましょう。転職市場におけるあなたの価値や過去事例を把握しておりますので、妥当な金額での交渉をしてもらうことができます。
退社・入社
内定承諾をしたら、勤めている企業に対して退職する旨を伝えて引き継ぎをしていきます。この時引き止めなどをされる可能性もありますが、なぜ転職を希望するに至ったのかを考え、粛々と引き継ぎを進めていきましょう。
退職にあたっては転職エージェントのサポートを受けることもできますのでご検討ください。
無事に退社が完了したら、後は入社予定日に入社し、新しいステージで活躍をしていくのみです。
転職エージェントを賢く活用するコツ
転職エージェントを利用する流れについて理解したところで、次に転職エージェントを上手に活用するコツについて見ていきましょう。転職エージェントならではの機能をフル活用して、より有利に転職を進めていけるようにしましょう。
提案された候補企業を幅広く検討する
転職エージェントの担当者とのキャリア面談を終了すると、希望条件に合う求人を紹介してもらうことができるようになります。
この時紹介された企業については、自分の想定外の業界・職種・企業であっても、まずはできるだけ広く検討してみることが大切です。転職エージェントは転職支援のエキスパートであり、自分のキャリアから考えられる次のステップについて、専門家の見地から見てくれます。
最終的に納得できない求人についてはお断りすれば良いので、まずは紹介された求人・企業については検討してみることをお勧めします。
「非公開求人」の種類に注目する
転職エージェントを活用することによって「非公開求人」にアクセスすることができるようになります。この時「非公開」の理由について知ることで、その求人の魅力について理解することができます。
魅力的な求人にアクセスすることができる人材には限りがありますので、これだという求人を紹介してもらうことができた場合には、積極的に応募を検討してみましょう。
新規事業や役員ポストなど非公開で進めたい採用案件
転職エージェントが紹介する非公開求人には、新規事業や役員ポストなど、競合企業や社内には知られたくない案件もあります。
もしこのような求人を転職エージェントから紹介してもらえた場合には、企業が求めている人材にあなたがマッチしている可能性が高いので、前向きに検討していきましょう。
転職エージェント側から企業のキーマンに提案している採用案件
転職エージェントによって、企業幹部や役員などに直接のコネクションを持っている企業もあります。この場合、転職エージェントの方から企業の採用ニーズから求人を提案する場合があります。
この時の求人はその転職エージェント・担当者のみがアクセスしている情報になりますので、応募することで高確率で内定をもらうことができます。また、採用企業の事業成長において重要な役割を担う役職であることが多いため、入社後もやりがいのある仕事をすることができます。
スキル・条件に合致している人だけを対象にしたい採用案件
誰もが入社したいと思う優良企業の場合、一般に求人を公開してしまうと多くの応募が来すぎてしまい、採用の選別をするだけでも大きなコストを払う必要があります。
そのため、非公開案件で求人を出し、自社が求める人材にマッチする人だけに応募してもらうことによって、より効率的に採用活動を進めることができます。
応募者側から見ると、この求人もレベルの高い優良な求人案件になりますので、積極的に応募を検討していきましょう。
全候補企業が揃ってから5~10社程度にエントリーする
転職エージェントからはどんどん企業・求人の案内をしてもらうことができますが、その場ですぐに応募・エントリーを約束することはせず、全ての候補企業が出揃うまで時間をかけてリサーチをしましょう。
その後、全部の候補企業からエントリーする企業を5~10社に絞り込み、実際に応募をして転職活動をスタートさせることが大切です。
良い転職エージェント担当者の見極め方
また、転職エージェントを活用して転職活動を成功させるためには、自分に合う転職エージェントを選んで上手に活用するだけでなく、良い担当者と巡り会うことも非常に重要になります。
そこで、信頼することのできる良いエージェント担当者の特徴と見極め方について確認していきましょう。
信頼できる良い転職エージェントの特徴
転職エージェントの良い担当者は、「あなたにとって」良い転職をサポートしてくれる相手です。それが転職エージェントにとっても長期的には利益に繋がるため、転職支援実績が豊富で優秀な担当者ほど、あなたのキャリアビジョンに寄り添った転職サポートをしてくれます。
具体的には、転職エージェントの信頼できる担当者には下記のような特徴があります。
- 望むキャリアの方向性の確認から話がスタートする
- 「なぜ転職する」かについて話し合いができる
- 場合によっては「転職しない」ことをアドバイスしてくれる
- 経歴やスキルを客観的に把握し、転職市場における価値を冷静に分析してくれる
- 連絡へのレスポンスが速い
- 勝手に転職活動を進めない
- 転職先を決定させるためにゴリ押ししてこない
もし上記のような特徴の転職エージェントの担当者と巡り会うことができたら、その相手をパートナーと定めて転職活動をしていくと良いでしょう。
信頼できる良い転職エージェントを見極めるための質問事項
また、相手が信頼できる転職エージェントの担当者がどうかを見極めるために、いくつかの質問をしてみると良いでしょう。質問の回答によって、相手の考え方や志向が分かります。
- 業界や企業についてどの程度精通していますか?
- 転職エージェントの仕事を始めて何年程度でしょうか?
- 転職エージェントの仕事を通じて何名の転職をサポートしてきましたか?
- 私のキャリアビジョンから考えて現在転職すべきだと思われますか?
もしもその担当者が自分の転職活動にとって相応しくないと感じた場合には、率直に担当変更を転職エージェントの企業に申し出るようにしましょう。
良い転職を実現させる上で大切なことは、率直なコミュニケーションです。
おすすめ転職エージェントまとめ
転職エージェントはあなたの転職活動を強力にサポートしてくれる存在です。もし転職エージェントを利用できるだけの経験やキャリア・実績をお持ちなのであれば、転職エージェントを利用して転職活動をすることで、自分のキャリアビジョンに最適な転職をすることができるでしょう。
転職エージェントを選ぶ際には、自分に合うものをまずは2~3社ほど登録し、その中から最適な案件を選んでいくことをおすすめします。
転職エージェントの利用を検討されている方は、ぜひ本記事を参考に、自分に最も合う転職エージェントの選び方、活用方法、良い担当者の見極め方についてマスターし、最良の転職活動を実現していってください。